乳酸菌で抗うつ対策
抗うつ剤を飲んでも、なかなか体調が改善しないという方がいらっしゃいます。
このまま薬を飲み続けても良くなる気がしない、薬を増やすと生活に支障が出そうですよね。
抗うつ剤が効く方もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。
抗うつ剤が効かない方、または抗うつ薬を飲みたくないという方にオススメなのが乳酸菌です。
なぜ抗うつ対策として、乳酸菌が有効なのでしょうか。
うつ病はセロトニンが脳内で欠乏することで起きるといわれています。
セロトニンは、神経を興奮させるノルアドレナリンや、やる気を起こす作用であるドーパミンの暴走を抑えたり、心を落ち着かせてくれます。
セロトニンは約90%が小腸にあります。
腸内環境が整うとセロトニンがたくさん作られて、うつ病や不安症状を改善することができます。
腸内細菌によってセロトニンは脳内に送られるのですが、そこで必要になる物質が神経伝達物質のドーパミンです。
セロトニンの原料は、トリプトファンという必須アミノ酸です。
トリプトファンは、乳製品、ナッツ、肉、魚などに多く含まれています。
ドーパミンは牛乳や肉などに含まれているフェニルアラニンが腸内細菌によってチロシンに代謝されて、L・ドーパという前駆物質になり脳に運ばれていきます。
セロトニンもドーパミンも、これらの物質が多く含まれている食べ物を食べるだけでは増やすことができません。
腸内の善玉菌を増やさなければいけないのです。
乳酸菌ヨーグルト、乳酸菌飲料、乳酸菌のサプリなどを積極的に、継続的に摂っていくと腸内環境が整いやすくなり、精神的にも安定してきます。
ヨーグルトを毎日続けることが難しいという方は、サプリでもOKですよ。
大事なことは継続すること!
乳酸菌を摂ることで、ストレスホルモンも抑制されます。
うつでお悩みの方、ストレスを抱えている方はぜひ乳酸菌を摂ってみてください。
腸内環境が整うと、気持ちの面だけではなく健康面でも嬉しい効果を実感することができるので一石二鳥ですよ。